レビュー論文発表①

11月20日に行われたゼミでは、消費者行動に関するレビュー論文についての発表を行いました。

レビュー論文とは、今までに発表された論文をまとめ、俯瞰的に見て評価するというものです。

今回は「消費者行動論と音楽心理学」と「消費者の制御感」についての発表を行いました。

皆さんは店舗内の音楽に注目したことがありますか?

混雑しているお店においては、テンポの速い音楽を流した方が客単価が増加するという研究があります。これは混雑による不快な感情が速い店舗によって緩和されるからと考えられています。

したがって混雑した場所で働いている方々はテンポが速めの曲を流すとよいかもしれません!

また、聴覚刺激と店舗環境要因の「適合性」に関する研究もなされており、商品の特性と音楽が一致することで商品の説得力が向上したり、消費者の感情や購買行動がポジティブになると考えられています。

「消費者の制御感」については、人間にもともと備わっている「周りの環境を制御したい」という欲求についての研究が紹介されました。

人はこの欲求が満たされなかった場合に、何らかの行動によって補償しようとします。この「補償的行動」には様々な種類があり、一つに外的主体感の向上というものがあります。

自己に代わって結果に影響を与えることができる外部システムに依存することで周りを制御したいという欲求を補おうとするもので、例としてトップブランドを好みやすいことなどが挙げられました。

HP担当 鈴木

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