レビュー論文③
12月11日に行われたゼミでは、消費者行動に関するレビュー論文についての発表を行いました。今回は『他者の存在が消費者行動に及ぼす影響』と『店舗空間における感覚マーケティング』の2グループの発表でした。イラストや写真を入れたわかりやすいスライドづくりで、消費者行動論や認知心理学の新しい知識を学ぶことができました!
皆さんは、気になる人の前ではいつもより食べる量を減らしてしまったり、相手の好みのファッションを取り入れたりしたことはありませんか?
このように自分にとって望ましい印象を与えようとする行動を自己呈示行動と言います。
人は買い物の際に、近い距離に他者がたくさんいるほどネガティブ感情が高まり、より高額なブランドを選択するという自己呈示行動が促されるそうです。
同様の研究では、買い物において友人が同伴することで、自分を良く見せようとして支出額が増加するそうです。また、個人の特性に注目した研究では、他者との違いを追求する作動性の志向を持つ人は、より多く支出をすることで友人へ自分を良く見せようとし、反対に他者との関係を重視する共同性の志向を持った人は支出を抑えることで友人に謙虚な印象を与えようとするそうです。
このような自己呈示行動は他者とより親しい間柄になるにつれて、行われなくなるそうです。
HP担当 吉村
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