第4回論文発表
12月23日のゼミでは、「パッケージにおける最適な情報量」と「限定ラベルが商品魅力・選択に及ぼす影響」についての論文を2チームが発表しました。
「パッケージにおける最適な情報量」では、ポジティブな結果の有無に注目する促進焦点の消費者よりもネガティブな結果の有無に注目する予防焦点の消費者の方がパッケージを丹念に見ることが分かりました。また、認知負荷をかけて物事を考えることを比較的好みやすい認知欲求の高い消費者が促進焦点のとき、情報過剰なパッケージは製品評価を低く見積もらせてしまうということを学びました。
「限定ラベルが商品魅力・選択に及ぼす影響」では、限定ラベルを用いた商品画像と限定とは無関連のラベルを用いたものを評価する実験をとおして、「限定」という言葉に潜む商品の入手可能性の制約の有無が購買行動に大きく関わることを学びました。そして、商品に対する希少性や入手可能性の知覚が、日常の購買行動にいかに影響力を持っているかを学ぶことができました。
年内最後の今回のゼミで論文発表も最後の回でした。来年のMRGPを意識した発表を心がけ、この1年で発表する力を高められるようみんなで頑張ることができました。
来年からも、みんなで楽しみながらゼミ活動を頑張っていきましょう!
引用文献
・石井 裕明 (2018) パッケージにおける最適な情報量 ―制御焦点と情報過剰感による影響―, マーケティングジャーナル
・布井雅人、中嶋智史、吉川左紀子(2013) 限定ラベルが商品魅力・選択に及ぼす影響
HP担当 小川
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