認知心理学 「忘れる」

5月15日に行われたゼミでは、認知心理学の「忘れる」について学びました。

実は、事件などのトラブルで何かを目撃した人の発言・記憶は、目撃した後の刺激によって簡単に変わってしまいます。例えば、実際に目撃した事故が小さいものだとしても、ニュースで「激突」という単語が使われれば、「大きな事故だった。」と記憶が簡単に歪んでしまいます。

このように、想像力を働かせるうちに事実と想像で区別がつかなくなってしまうのです。

また、目撃者の視覚的な注意が凶器に向かってしまうことで、犯人の特徴に関する記憶が悪くなってしまう凶器注目効果や、人の顔を全体処理で覚えた後に、特徴処理を使って思い出しながら言語描写をすることで顔を正確に思い出せなくなる言語隠蔽効果などを学びました。

HP担当 吉村

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