認知心理学 第5章

5月20日のゼミでは「忘れる」というテーマについて発表しました。

認知心理学第5章では、忘却曲線や記憶に関する実験結果を基に記憶の忘却について学習しました。

検索経験パラダイムを用いた検索誘導性忘却の実験から、あるカテゴリーで1つの情報が検索されると、そのカテゴリー内の他の情報は、全く検索されていないカテゴリーの情報に比べ、記憶に残りにくいことが分かりました。この結果を基に、ある業界内で他社の製品に埋もれることなく、自社の製品を消費者の記憶に定着させるためにはどうするとよいか、3人1グループになって考えました。難しい内容でしたが、グループで考えた意見をゼミ内で交流することによって互いに理解を深めることができました。

また、偽りの記憶の実験を行ったところ、ある言葉(例:礼儀)を連想させる複数の単語群を記憶すると存在していなかったある単語(例:礼儀)を連想し、実際に記憶していたものとして思い出してしまった人が数名いるという結果になりました。この結果から、偽りの記憶は簡単に作られてしまうことがわかりました。

HP 担当 田宮

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