第3回論文発表

12月9日のゼミでは、「嗅覚がリップクリームの使用感に与える影響」という論文について発表し、社会連携活動も行いました。

無香の統制条件とレモンやバニラの香りを付加したリップクリームでは使用感に差が出るのか、リップクリームの嗜好はどう異なるのかということについて学びました。先行研究では、レモンの香りは透明な・すっきりとした香りであり、バニラの香りはむんむんする・甘い印象を与える香りということが示され、レモンの香りを付加したリップクリームはさっぱりとした使用感、バニラの香りを付加したリップクリームはしっとりとした使用感が与えられると仮説を立てていました。また、自分自身も仮説と同じような結果になると予想していました。しかし、結果は、バニラの香りを付加したものよりもレモンの香りを付加したものの方がしっとり感が高く評価されているという予想と違う結果が得られました。自分のイメージや予想と違う結果が得られたことがとても興味深いと思いました。

社会連携活動では、それぞれのグループが調査をどう行うのか、これからどういう活動を行っていくのか話し合いました。調査がすでに始まっているグループもあり、より本格的に社会連携活動が活発になってきました。今後も、グループで協力しあって頑張っていきます。

引用文献

菊地 史倫, 秋田 美佳, 阿部 恒之(2013)嗅覚がリップクリームの使用感に与える影響,心理学研究

HP担当 田宮

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